2020年09月05日

◆イルガチェフ イルガ取ったら ただのチェフ

昔テレビから興味深い川柳?が聞こえてきた。

「ゴルバチョフ ゴルバ取ったら ただのチョフ」

イルガチェフ(コーヒー豆の銘柄、というか村名?)を見るといつもそれを思い出す。


今回焙煎機と合わせて様々な生豆を購入したのだが、

その中の一つは

「エチオピア イルガチェフ G1 ナチュラル ベギドゥ農園 プラチナロット」

とある。

エチオピア・・国名
イルガチェフ・・地域名
G1・・格付け(最高)
ナチュラル・・製法
ベギドゥ農園・・当然農園の名前
プラチナロット・・希少なんだろう

というところです。

フランスのアペラシオンの範囲と同じようにして、

明記される範囲が、国、地域、農園、と

詳細になればなるほど高級ととらえても大きな間違いはないと考える。


ということでベギドゥさんちのコーヒー生豆を仕入れた訳ですが、

ではこのコーヒー豆は、どういう風に焙煎したら美味しく頂くことができるのか。

とてもざっくり言えば、どのくらい焼いたら一番おいしいのかな。ということになります。


実際には、焙煎開始から終了までを10のセクションに分けて

それぞれのセクションで、どのくらいの熱量で、どのくらいの風量で、何秒間煎るか、

というのを設定するという細かい作業になります。


こういう作業になると、気になることは試したくなります。
イルガチェフは浅煎りで提供されていることがほとんどだと思いますが、
深煎りが好きな私は、やっぱり試したくなります。
ということでフルシティローストくらいまで焼いてみました。
フルシティというと、焙煎度合いを8段階に分けた場合の6番目です。
細かくは2ハゼに放り込んだくらいにしてみました。
焙煎された豆からは油分が出ているくらい。

早速淹れて飲んでみる。
なんか油くせえ。
イルガチェフが持つフローラルはありつつも
なんか油くせえ。
アイスにするとなおくせえ。
こりゃやっぱり深煎りはだめ?

と言いつつ、少し設定をいじって再度ロースト。


というのが本日。

さて、明日また味見してみよう。

なおも深煎りでの光明が見えなければ深煎りはあきらめるか・・



なんて作業をしつつ、それぞれの最適解をはじき出していきたいのですが、

これを10種類以上の生豆でそれぞれやるのって結構大変ですな!!

楽しいですけどね!


ということで、どんな研究してるかの紹介でした。

乞うご期待。


◆イルガチェフ イルガ取ったら ただのチェフ

◆イルガチェフ イルガ取ったら ただのチェフ

水出ししようとしたら異常なほど膨らんだ絵。




Posted by kimi at 00:55│Comments(0)焙煎の話
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