Publics Coffee Branding

よく耳にする「モカ」って何だろうか。

コーヒー豆は色々な呼ばれ方をする。

割とその認識に統一感がなかったりしますよね。

例えばコーヒー豆の種類として「コロンビア」や「ブラジル」と聞くと

なんとなくのイメージが皆様あるのではないでしょうか。

では「タンザニア」と聞くとどうでしょうか。

あまりイメージがなかったりしませんか。


しかし、同義の言葉として「キリマンジャロ」と聞くと

イメージがしやすいのではないかと思います。

（キリマンジャロはタンザニアの1地区ですが、
現在ではタンザニア産コーヒー豆全体を
を指す呼称となってるそうです。）


産地として国名が浸透しているパターンと

地域名が浸透しているパターンがあるようです。


さて、「モカ」に戻りますが、

「モカ」とは元来イエメンにある地名であり、

「モカ港」という港の名称だそうです。

どうやら地域名が浸透しているパターンのようです。


ではコーヒー豆の呼称として実態はどこの豆を指しているか。

エチオピア産、イエメン産のコーヒー豆をまとめて「モカ」と言います。


あれ、２か国もひっくるめちゃった。

こりゃわかりにくい。


例えば中国の料理と韓国の料理が同じ港から日本に運ばれ、

今目の前の食卓に並んでいたとして、

「中華料理最高だぜ！」といってビビンバを

掻き込んでいるようなものです。


ということで、一口に「モカ」と言っても、

その後の細分類をよく見ていただきたい。


例えばパブリックスコーヒーブランディングで取り扱いの「モカ」は

以前にも少し紹介しましたが、

「エチオピア イルガチェフ G1 ナチュラル ベギドゥ農園 プラチナロット」

と表記されています。

どう見ればいいかと言えば

モカ・・・イエメンかエチオピアか
エチオピア・・・エチオピア産ね
イルガチェフ・・・イルガチェフ地区の豆ね
G1・・・格付け。いいやつなんだね
ナチュラル・・・ほほうナチュラル製法
ベギドゥ農園・・・ベギドゥさんちで作ったのか
プラチナロット・・・こりゃ希少そうだ

ということになります。

そんな生豆はこちらです。



ちょっと写真ではわかりにくいですが、

いろんな色をした豆があります。

これは上記の「ナチュラルプロセス」の豆であるためです。

ナチュラルプロセスの豆は果実味が豊かだと言われています。

こちらのコーヒー豆のおすすめ焙煎度は浅煎りから中煎り。

豆の持つ豊かな香りとナチュラルプロセス由来の果実味を

出来るだけ表現できるように、

あまり深く焼かない方がいいとされます。

中煎りにしてみるとこんな感じ。



薄い茶色で、この時点の香りですでに果実味を感じられます。

実際にペーパードリップ等でコーヒーを淹れてみると

鮮烈な果実味と爽やかな酸味がたまりません。

そう、結構酸味があります。

最近は割とコーヒーの酸味を楽しむ文化が広がっていますが、

やはりまだまだ「酸味が苦手」という声を耳にすることも多いです。


そういった皆々様にも、ぜひ酸味のあるコーヒーの世界へ

一歩踏み出してほしい。その一歩目としてふさわしい

素晴らしい品質の珈琲豆です。


シングルオリジンでは少し強烈だと感じる方は、

ブレンドしてみるのもいいと思います。


深煎りで酸味のない豆と合わせてみます。

パブリックスコーヒー取り扱いの豆だと、

インドとかインドネシア（マンデリン）あたりがよさそうです。

例えば

イルガチェフ３０％・インド７０％でブレンドしてみる。

インドの深いコクが少し酸味をまろやかに感じさせてくれます。

インドに守られながら中にあるイルガチェフを少しずつ楽しみましょう。

割合を50/50、70/30　と変えてみるのも楽しいです。



最高級のイルガチェフの豊かな香りで

午後のリラックスタイムを少しバージョンアップしてみてはいかがか。

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熱風焙煎機NOVOで焼いた珈琲豆の美味しさを是非ご堪能下さい